掃除をしながらバイオリン練習!?

急に寒くなってきましたね!

寒くなると動くのも水仕事するのもちょっと億劫になってくるので、寒くなる前に!と、今日は家の掃除の中でも面倒ランキングトップ3に入るレンジフードの掃除をしたのですが、せっかくだから掃除をしながら、バイオリンの弓の練習をしちゃうという、バイオリン弾きさんにとって楽しい掃除(練習)時間を思いついたので紹介したいと思います!

 

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取り外したレンジフードにセスキ炭酸水(*1)を吹きかけて、歯ブラシでゴシゴシしていくのですが、このブラシでゴシゴシする作業って、手や腕が痛くなってくるし、早く終わらないかな〜と思えば思うほどマス目が進まなくなっていくような気持ちになることありませんか?笑

 

(*1)セスキ炭酸水の作り方・・・水 500mlにセスキ炭酸ソーダ 小さじ1をスプレー容器に入れて軽く振って溶かす。

 

バイオリン弾きが掃除で指や腕を痛めてしまっては本末転倒よ😭と思った瞬間、思いつきました!!

 

この掃除時間をバイオリンの弓を持つイメトレ時間にしちゃえば一石二鳥✨

 

弓を持つように歯ブラシを持って、ひたすらシーソー運動!!

子供の頃、このシーソー運動に苦戦してたなぁ〜なんて思い出しながら、腕の力ではなく人差し指と小指を交互に動かしてシーソーを動かすように上下させてゴシゴシ。

 

ついつい力が入ってしまいブラシの毛先が寝てしまって力の割には汚れが落ちてないといったこともありますが、この持ち方でゴシゴシするとソフトな力になるので毛先が立って汚れが落ちるスピードもいささかアップしたような・・・!?

 

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果たして実際十分なトレーニングになっているか・・・はさておき、なんだか時間を有効活用した気分でモチベーションも上がり、掃除の時間が楽しくなりました(^^)

 

羊毛フェルトでOscar Aleman(オスカー・アレマン)とマカフェリギター

私の好きなジャズマンを羊毛フェルトで製作し、そのミュージシャンの音源を紹介するというシリーズです!

 

第二弾はコチラ。

 

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Oscar Aleman

 

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アレマンが使っていたマカフェリ ギター(Dホール)。ピックガードも再現してみました。

 

Oscar Aleman(オスカー・アレマン)

1909年ー1980年

南米のアルゼンチン生まれのオスカー・アレマン。

ジャンゴ・ラインハルトと同じ時代にパリでも活躍していたギタリスト。歌も歌います。


ジャズだけに限らず、タンゴやジャイブ、ラテン系にスパニッシュにハワイアンなど、多岐にわたる音楽を演奏するマルチプレイヤー

 

昔のミュージシャンは主にレコードに耳を傾けて音楽を習得していたと思うのですが、この時代にこれだけ多くの音楽ジャンルを自分のモノにしていたアレマンは、レコードと楽器に向かう時間も相当量必要だったのではないかと思います。

演奏して、仲間とセッションして、レコードを聞いて、練習して・・・時間の使い方を想像するだけでも、この時代のミュージシャンは正に”音楽漬け”という言葉がふさわしいですね!!

 

アレマンのギターの音色は南米生まれが影響しているのか、少し陽気で軽く明るい音色だなぁと思います♪

 

 


Whispering

 

アレマンのソロギター🎸

序盤はクラシカルに、中盤からスウィングしてきてゴキゲン♪

 

 


Oscar Aleman - In The Mood (De Humor)

 

日本ではこれを聞くと「レッドロブスタ〜♪」と歌いたくなってしまうCM曲の原曲は”In the mood”(笑)

 

 


Oscar Aleman - Tico Tico No Fuba

 

思わず踊りたくなってしまうような、とっても陽気なナンバー”Tico Tico No Fuba"

 


Oscar Aleman - Cherokee

 

ジャズのスタンダードナンバーとして今も愛されるCherokeeというナンバー。

Cherokee=インディアン部族のチェロキー族で、クリーク族の言葉では「判り難い言葉を話す人たち」ということを意味する言葉だそうですがWikipediaより)、このバージョンを聞くと確かにゴニョゴニョと異国の言葉や音楽の調べが聞こえてきてCherokeeという世界観が見事に表現されているなぁと感じます!

 


I've Got Rhythm

 

このスウィング感が映画で観るダンスホールのシーンを想像します!

Django Reinhardt & Stephane Grappelli フェルトのマスコット人形

最近、素敵な作家さんの創作活動を最近色々と見て刺激を受けたので、私も創作意欲が湧いてきました!

今日はチクチクと羊毛フェルトで創作活動をしました。


Django Reinhardt & Stephane Grappelli
(羊毛フェルト)

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Django & Stephane



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Django & Stephane

 

半年前くらいにふとジャンゴ人形を作りたくなり、始めてみた羊毛フェルト
見よう見まねでニードルをチクチク、指をチクチクしながら作った一作目がコチラ↓

 

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Django doll

 

前回に比べて今回は一気にジャンゴとグラッペリをマスコット化してみました✨

 

そして今回の作品のイメージ音源はコチラです♪
「Tea for two」


Django Reinhardt - Tea For Two - Paris, 17,05.1939

 

 

ものづくりは無心になれて、とても頭がリフレッシュします(^^)

ろうけつ染め職人TAKUROZOMEさんの手仕事

こんにちは!

今回はジャンゴ好きな音楽仲間のTAKUROZOMEこと近藤卓浪さんにシャツを染めていただき、とてもとても素敵な作品が届いたのでご紹介したいと思います♪

 

 

京都でろうけつ染めという技法で染物職人をされている近藤さんが、最近シャツの染色展開を始めたということをSNSでチェックしていました👀



一瞬「何の絵だろう?」という興味を引く近藤さん独特の絵柄。

この「コレは何だろう?」という気持ちにさせてくれるモノってその考える時間自体がワクワクと楽しい時間にさせてくれるので好きです。

 

そして一つモチーフを発見すると、周りまで一気にクリアな世界になって、途端に絵柄がおしゃべりを始めるような、そんな近藤さんの作品!

 

先日、色味展開やサイズについて問い合わせをしたところ、「色味のイメージがあれば何なんなりと言ってください」と優しいお返事をいただき、迷いに迷って私の好きなイメージを伝えてみました。

 

人生初のオーダーメイド発注です(ドキドキ。笑)

 

そして本日出来上がりを楽しみに待っていたシャツが届きました!!こちら!!

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TAKUROZOME

 

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青ベースに黄色とピンクのビビットなアクセントの仕上がり💕

柄はその名も【ジプシージャズ柄】なのです!
マカフェリ ギター(Oホール・Dホール)にバイオリン、そしてコントラバス

ワイワイと音楽が聞こえてきそうな可愛い柄と色!

想像をはるかに超えた仕上がりでテンション上がります⭐️

(この半面柄のアシンメトリーというデザインも個人的には大好きなのです!!)

 

そして背中にはやる気スイッチが✨

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やる気スイッチのバイオリン

 

遊び心満載すぎる・・・!!

きっと楽しんで染めていただいたんだろうな〜という近藤さんの染物愛が伝わるシャツが届き、私も早くこのシャツを着てライブがしたくなってきました!!

 

いつか染物×音楽のコラボレーションライブ、実現したいと考えています✨



職人さんの手仕事で製作された作品は一期一会なので、そのタイミングもきっとお互いの波長が合ったタイミングなのかもしれないなぁと感じました。

まさに一期一会は音楽のセッションと似ています(^^)

 

 

TAKUROZOMEさんは様々な染物をされていますので、ぜひHPで彼の手仕事をチェックしてみてください!!
今後の色・柄展開も楽しみです!

www.takurozome.com

ギンモクセイ(銀木犀)を見たことありますか?

京都といえば金閣寺鹿苑寺)は有名ですが、同時に銀閣寺(慈照寺)は「銀色じゃない」とガッカリした経験はないでしょうか。

私は今でこそ金閣寺よりも銀閣寺の方が<わび・さび>を感じられて好きなのですが、中学生の頃に修学旅行で京都を訪れた時は「何だ、銀色じゃないのか」と思った一人です(笑)

 

さて、数ヶ月前に新聞のコラムを読んでいると「ギンモクセイ(銀木犀)」という文字を発見しました👀

金木犀は知っているけど、銀木犀なんてあるんだ!?という具合に、この新聞コラムで初めてギンモクセイを知りました!

 

そのコラムを読んでから「今年の秋は銀木犀を見てみたい!」という小さな目標を楽しみに秋の到来を待っていたのですが、先日街角で信号待ちをしていた時、鼻一杯に吸い込みたくなる金木犀の甘い香りがフワッと漂ってきたので、発信源を辿り目線を移動させると、何と目の前に白い金木犀・・・!いや、これがギンモクセイ!?

 

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ギンモクセイ

 

どこかの公園に行かないと見られないのかな、と思っていましたが、意外と身近な街角で出会えてラッキー✨

香りは金木犀と同じだったので、これはちゃんと見ないと(香りだけでは)見過ごしてしまいます(^^;)

 

最近、秋雨前線や台風の影響で雨が続いていて、金木犀も花が落ちてきてしまっていますが、水たまりに浮かぶ金木犀も、このように一箇所をフレームに切り取ると、お寺の花手水のようで綺麗でした🌼🌼🌼

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水たまりに浮かぶ金木犀の花びら

 

金木犀ってとても良い香りですが、一体1個の花がどれくらいの香るのか気になり、3〜4個の花を手に取って香りを嗅いでみましたが、青臭い匂いしかしなかったのが意外な発見でした。

 

バラに比べると一つの花から香る強さは少ないけど、あれだけの花の集合体になるとバラ以上の存在感ある香りを発揮するっていうのは、何だか人間のコミュニティの強さみたいだなぁと感じた秋の一日!!

 

これから深まる秋が楽しみです。

 

■■演奏情報■■

今週14日はハイアットリージェンシー横浜のラウンジにてギターの露木さん、ベースの阿部さんとトリオで演奏しています🎶
慌ただしい日常から一旦離れ、ラウンジでゆったりとお過ごしいただける時間となれば幸いです☕︎ご来場お待ちしております♪

 

10月14日(水)

@ハイアットリージェンシー横浜

20:00- / 21:00- (各30分)

ミュージックチャージ ¥1,000-

【出演】
川又瑞代(Violin)
露木達也(Guitar)
阿部恭平(Bass)

ギンモクセイ(銀木犀)を見たことありますか?

京都といえば金閣寺鹿苑寺)は有名ですが、同時に銀閣寺(慈照寺)は「銀色じゃない」とガッカリした経験はないでしょうか。

私は今でこそ金閣寺よりも銀閣寺の方が<わび・さび>を感じられて好きなのですが、中学生の頃に修学旅行で京都を訪れた時は「何だ、銀色じゃないのか」と思った一人です(笑)

 

さて、数ヶ月前に新聞のコラムを読んでいると「ギンモクセイ(銀木犀)」という文字を発見しました👀

金木犀は知っているけど、銀木犀なんてあるんだ!?という具合に、この新聞コラムで初めてギンモクセイを知りました!

 

そのコラムを読んでから「今年の秋は銀木犀を見てみたい!」という小さな目標を楽しみに秋の到来を待っていたのですが、先日街角で信号待ちをしていた時、鼻一杯に吸い込みたくなる金木犀の甘い香りがフワッと漂ってきたので、発信源を辿り目線を移動させると、何と目の前に白い金木犀・・・!いや、これがギンモクセイ!?

 

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ギンモクセイ

 

どこかの公園に行かないと見られないのかな、と思っていましたが、意外と身近な街角で出会えてラッキー✨

香りは金木犀と同じだったので、これはちゃんと見ないと(香りだけでは)見過ごしてしまいます(^^;)

 

最近、秋雨前線や台風の影響で雨が続いていて、金木犀も花が落ちてきてしまっていますが、水たまりに浮かぶ金木犀も、このように一箇所をフレームに切り取ると、お寺の花手水のようで綺麗でした🌼🌼🌼

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水たまりに浮かぶ金木犀の花びら

 

金木犀ってとても良い香りですが、一体1個の花がどれくらいの香るのか気になり、3〜4個の花を手に取って香りを嗅いでみましたが、青臭い匂いしかしなかったのが意外な発見でした。

 

バラに比べると一つの花から香る強さは少ないけど、あれだけの花の集合体になるとバラ以上の存在感ある香りを発揮するっていうのは、何だか人間のコミュニティの強さみたいだなぁと感じた秋の一日!!

 

これから深まる秋が楽しみです。

 

■■演奏情報■■

今週14日はハイアットリージェンシー横浜のラウンジにてギターの露木さん、ベースの阿部さんとトリオで演奏しています🎶
慌ただしい日常から一旦離れ、ラウンジでゆったりとお過ごしいただける時間となれば幸いです☕︎ご来場お待ちしております♪

 

10月14日(水)

@ハイアットリージェンシー横浜

20:00- / 21:00- (各30分)

ミュージックチャージ ¥1,000-

【出演】
川又瑞代(Violin)
露木達也(Guitar)
阿部恭平(Bass)

中秋の名月🌕を見上げながら聴きたくなる1曲

久々の投稿です。

つい最近まで暑かった夏の風も、気がつけばひんやりとしてきましたね。

地球上は気候変動で異常気象や災害級の豪雨、山火事等が各地で起こっていますが、季節を告げる草花や虫たちは、毎年同じ時期になると顔を出すので、見えない土の中の世界ってスゴいなぁ〜と思います!

コロナ禍で私の演奏活動もだいぶ縮小しておりますが、10月からはこちらのブログもまた少しずつ再開していこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

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さて、今日10月1日は中秋の名月🌕
お天気が心配でしたが、本州は夜晴れるそうなので、お月見楽しみですね!

本日は今夜、月を眺めながら聴きたいなと思っている曲の紹介をしたいと思います♪

 

「月の光」「月光」「Au clair de la lune 」「Clair de la lune 」など月の光に関する作品は数多くあり、私の好きなジャンゴ・ラインハルトも録音を残しています。

 

"Claire de Lune" (Joseph Kosma)

 

 

秋の静けさを感じるような素敵なナンバーですが、月の光と一言で言っても、どちらかというとベートヴェンの”月光”に近い、「空に浮かぶ月」というより「心の中を照らす月の光」のような内向的な深みのある曲調だなと感じるんですよね。

 

今日は「中秋の名月」なので、空に浮かぶまん丸の月を眺めて聴きたいので、私のイメージはクロード・ドビュッシーのベルガマスク組曲第3曲目の「月の光」という気分です。

 

"Clair de Lune"(Debussy)

 

以下は私が思い描くこの曲の(勝手な)イメージ。

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<序盤>
序盤は地球から見た月とその光🌕

曲の出だしのA♭ Fというメロディは、太陽が沈んだ後の夕焼け空に輝きだす一番星🌟
その後に続く和声の進行は時間の流れを連想させて、だんだんと低音部に下がっていく音系列は、空が夜の藍色に染まっていく・・・

 

その後に響く高音部の和音の連続は、私たちの目には見えない無数の星々をグルッと見回して、最後は月に焦点が合わさる。

 

<中盤>

シーンは月から見た地球に切り替わり、低音部のアルペジオは地球の回転を連想します🌍

今月10月31日にアメリカのスペースXが開発している民間宇宙船の「Crew Dragon(クルードラゴン)」の打ち上げが予定されていますが、乗船する宇宙飛行士の野口聡一さんはどんな青い地球の美しい姿を見るんだろう〜と想像が膨らんでしまいます!

野口さんの宇宙からのレポートが今から楽しみです!!

 

<終盤>

またシーンは地球に戻り、今度は宇宙旅行に出発🚀

どんどん高度をあげて、月と地球両方を見ながらもっと遥か遠くに上がっていくような気持ちになります。

 

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ピアノも良いですが、ハープやギターの音色で聴く「月の光」も素敵です!


Debussy - Clair de Lune (Harpe) - Héloïse de Jenlis

 

 


Clair de lune - Debussy (guitare)

 

 

 

そして、今夜私が一番聴きたい気分の一曲はこちら↓↓↓

 

"Flamingo"(Grouya) play by George Shearing / Stephane Grappelli

 

Flamingoというバラードの名曲は、この二人がそれぞれ好んで演奏する1曲でもありますが、この”The Reunion"(1976年4月11日録音)に収録された「Flamingo」は、何と言ってもジョージ・シアリングのイントロとソロに一貫して「月の光」というテーマを持って演奏しているのが本当に美しくて、心にじんわりと染み渡ってきます。

 

なんとなくとってつけた「月の光」のメロディではなく、「Flamingo」に溶け込むように綺麗にグラデーションで一体化されているのが、彼らの円熟された音楽の年輪の中から薫ってくる木の香りを感じさせる一曲だと思います♪

 

 

さぁ、お月見団子の準備はOKですか?(なんだかかんだ、花より団子...月より団子派です。笑)

 

今夜の中秋の名月を楽しみましょう!