【My favorite JAZZ musicians Vol.3】
羊毛フェルトで作るJAZZミュージシャン&音源紹介シリーズ第3弾はコチラ!
「Ain't Misbehavin'」
Fats Waller - Ain't Misbehavin' - Stormy Weather (1943)
第三弾はちょっと太っちょでごきげんな音楽を奏でるファッツ・ウォーラー!(作曲・ピアノ・ボーカル)
その名の通り、ファッツという名前は”太っちょ”という意味の愛称です。
コチラの"Ain't Misbehavin'"(浮気はやめた)や"Honey Suckle Rose"(スイカズラ)、"Jitterbug Waltz"(ジターバグ・ワルツ)など、今でも愛されるジャズのスタンダードナンバーを数多く作曲した作曲家でもあったファッツ・ウォーラー。
ファッツ・ウォーラーが”ファッツ”と呼ばれるようになった背景が垣間見える面白いエピソードがあり、ある日ハンバーガーショップでハンバーガーを数十皿大食いしたが代金を払えなくなり、そこに居合わせた友人に1皿につき1曲売ると約束して、その友人にハンバーガー代金を払ってもらったのだとか。
音楽を金貨に替えるんじゃなくて、音楽をハンバーガーに替えちゃうっていう陽気さが、彼の音楽からも伝わってくるような気がします。
ちなみに”I Can't Gibe You Anything But Love”や”On The Sunny Side of The Street”などのジャズスタンダードも、実はファッツ・ウォーラーが作曲したものをジミー・マクヒューに売ったのではないかと言われているそう。(実際どうだったかは、決着はついていないそうです)
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昔、タワレコで何買ったらいいか分からずフロアをウロウロしていた時に、ふと手に取ったのがFats Wallerのアルバムでした。
購入したジャケットから如何にも”ゴキゲンな雰囲気”が滲み出ていたのですが、予想以上に私のストライクゾーンに入り、古いJAZZを好きになった原点ともいえるミュージシャンです。