さぁお茶でも飲もうと思った時に、お茶の葉を茶こしに入れ準備をする。
当たり前だが、お茶の葉をセットしなければただのお湯である。
弦楽器奏者は楽器を弾こうと思った時に、弓に松ヤニを塗る。
ご存知の方も多いだろうが、弓と呼ばれる竿には馬の尻尾の毛が張ってある。
弦楽器を弾く時にこの松ヤニを毛に塗る理由は、毛のキューティクルにこの松ヤニの粒子を擦り付けることによって、単純に摩擦量を増やし音を出すためである。
購入したての弓や、毛替えしたばかりの弓は、この松ヤニが毛の面についていないので、そのまま弾いてもツルツルとしてバイオリンの音は出ない。
お茶を飲む時にお茶の葉をセットするのと同じように、弦楽器を弾こうと思ったら松ヤニを弓に塗るというのは恒例の動作である。
この松ヤニだが何やら最近、形など見た目が可愛いものが売られているらしい。
バイオリン形の松ヤニというのは少し前からあった記憶だが、最近ではハート型💛、花型🌸にはじまり、カエル型🐸、アヒル型🐤などなど・・・
ー「かわいい / バイオリン / 松ヤニ」などと検索すると色々出てくるー
ここまでくると「飴」と間違えて口に入れてしまう人がいるのではないかと心配だ。
そもそも新品の松ヤニは、透明度が高く、ツヤツヤとしていて見た目はべっこう飴みたいで美味しそうなのである🍭
個人的に松ヤニに見えてしまう身近な飴は、UHA味覚糖の”純露”だ。
↓コレ
「時代が変わっても変わらない味」UHA味覚糖公式HPよりーーーーーー。
バイオリンも時代が変わっても変わらぬ音だが、間違っても松ヤニを間違えて口には入れないようにお子様などにはくれぐれもご注意いただきたい。
余談だが松ヤニを塗らないと音が出ないと先に書いたのだが、反対に松ヤニを塗りすぎるとどうなるかというと、楽器を弾いた時にふわ〜んと白い粉が煙のように舞ったりする。
なので、弦楽器奏者の手元から白い煙が出ていても、燻っているわけではない。
そんな場面を目にした時は、「はは〜ん、あの人は今日松ヤニを多めに塗っているだなぁ」なんて顎を親指と人差し指でさすりながら見るのも楽しいだろう。
その姿を見ている隣の人は「はは〜ん、隣の人はバイオリンに詳しそうだなぁ」と同じ格好で顎を触っているかもしれない。。。
ー今後の演奏予定ー
◆10月26日(土)阿佐ヶ谷ジャズストリート
@阿佐ヶ谷 CIBO SANO
東京都杉並区阿佐谷南1-12-5クリオレミントンハウス阿佐ヶ谷106
Start 21:00~
Charge 投げ銭(+オーダー)
出演:Sous son Nuage
with トミオカ マサヨシ(ギター)
小林 直央(ギター)
◆10月30日(水)
@池袋 フリーフローランチ
東京都豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F
Start 20:30~
Charge 投げ銭(+オーダー)
出演:W-Syndicate
with 竹内 信次 (マンドリン)
小島慎司 (ドブロ / マンドリン)
手塚洋輔 (ギター)
竹内武 (ベース)
◆11月9日(土)in大阪
【Gypsy Jazz Summit Vol.3「Keep Playing」】
@南堀江 コベントガーデン
大阪府 大阪市西区北堀江2-5-10 松枝ビル1階
Open 14:00
Start 15:00
Charge ¥4,500(1drink付き)
出演
● Tsuyoshi Trio (from Kanazawa)
● Mon Dieu
● ひきばきょうこUnit
● Osaka Hot Jazz Quartett (←出演)
● YAMAMOTO yoshifumi TRIO
※こちらのイベント、お席が残りわずかとなっております。
ご予約の際はお早めにご連絡をお願いいたします。
ご予約は、gypsyswingjapan@gmail.comまで。
◆11月29日(金)
@神楽坂 U-ma kagurazaka
東京都新宿区矢来町132-5
Open 19:00
Start 19:30~
Charge ¥2,500(+オーダー)
出演: Project "Grappellythm"
with 露木 達也(ギター)
阿部 恭平(ベース)