ジプシージャズ×ビッグバンド、生で聴いたことありますか?
ジャンゴといえば、ギター3本、バイオリン、コントラバスのクインテット編成をイメージしますが、実はジャンゴは管楽器やドラムとのセッション記録の方が多く残っています。
この管楽器とマカフェリギターの音色は(もうジプシージャズというイメージとは言えないサウンドだと感じますが)また弦楽器だけでは出せない味があります。
ジャンゴが正式的にビッグバンドという編成を形にしたのは1940年のこと。
このセッションは1940年3月22日に行われ、”Django's Music"というタイトルでリリースされています。
まずはその時の音源を聴いていただきたいです。
Django Reinhardt - Limehouse Blues - Paris, 22.03.1940
まずこの音源を聴いていただき、どう感じていただいたでしょう。
この時のバンドリーダーはジャンゴ。作曲やアレンジもジャンゴが担当しているのですが、彼は頭の中にハーモニーのアイデアがあっても譜面が書けなかったので、各パートを呼び出して歌ったりギターを弾きながら一つずつフレーズを教えていくという方法で曲のアレンジを仕上げ、全体合わせの時の音の間違いを的確に指摘して修正していった、というエピソードが残っています。
ホーンセクションのシンコペーションも”ビッグバンド”の特徴を反映していて、とても気持ち良く感じます。
さぁ、このエピソードを読んでいただき、是非もう一度同じ音源を聴いていただきたいです。
先程とは違う景色が見えてきましたか?ジャンゴは天才なギタリストであり、作曲者であり、アレンジャーであり、頭の中は泉のごとくアイデアが溢れていたのですね。
もっと素晴らしいアレンジの曲は沢山残されていますが、今日はこのあたりで・・・
さて、少々マニアックな話を先にしてしまいました。
5月30日(火)は素晴らしいビッグバンド《京都Composers Jazz Orchestra》さんと共演させていただきます!!
先日リハーサルに参加させていただきましたが、とても新鮮なサウンドと美しく素晴らしくアレンジされたジャンゴナンバーにウキウキしました!!
なかなか聴ける編成ではありません!とても楽しみなライブです☆
是非、この機会をお見逃しなく♪
◼この日は先日5月22日にお亡くなりになりましたギタリスト川瀬眞司さんの追悼の意を込めてお届けいたします。
5月30日(火)
京都Composers Jazz Orchestra
@ラグタイム大阪
開場:18:00 / 開演:19:30〜
チャージ:一般3,500円 / 学生2,500円
〜出演〜
京都Composers Jazz Orchestra
Leader:谷口 知巳(tb)
Sax:大西 丈、鈴江 愛理、當村 邦明、山内 健二、平松 太郎
Tp:ユン・ファソン、横尾 昌二郎、小倉 直也、山中 詩織
Tb:堤 健太郎、磯野 展輝、服部 陽介
Piano:石田 ヒロキ Bass:梶山 伊織 Drums:伊波 大輔
Special guest 山本佳史(Gt) 川又瑞代(Vln)
※当初掲載した内容のチャージ料金・開演時間に間違いがありましたので、訂正させていただきます。正しくは上記の詳細となります。お詫び申し上げます。