Kyoto Composers Jazz Orchestra『Now and Then』

f:id:swing-mizuyo:20171030135736j:plain

 

この夏レコーディングに参加させていただいたKyoto Composers Jazz OrchestraのNew Album「Now and Then」が発売となっております☆

マカフェリギターの山本佳史さんと一緒に、ジャンゴの楽曲より”Douce Ambiance"と”Nuits de Saint-Germain-Des-Pres”の収録に参加させていただきました。
山本さんはスタイマーのピックアップを使用し、晩年のジャンゴサウンドを感じるような、生音のマカフェリギターとはまた一味違ったエレクトリックなマカフェリギターのサウンドを聴かせてくれます。

今回、ビックバンド+ギター+バイオリンという編成にジャンゴの楽曲を素敵にアレンジしていただいた京都コンポの作曲・編曲を担当する山本翔太さんは、なんと今年、アメリカの国際作曲コンテスト、アメリカン・ソングライティング・アワード2017、及びハリウッド・ソングライティング・コンテスト2016にて最優秀ジャズ賞を受賞されたそうですが(拍手!)そのキラリと光るエッセンスが全曲に渡り楽しめます!

京都コンポのリーダー谷口さんをはじめ、本当に素晴らしいメンバーが勢ぞろいの中、レコーディング参加させていただき光栄です!
ジャズが発生しはじめた頃のトラディショナルなナンバーに現代の解釈を加えると、こんな化学変化が起こるのか!というようなハイクオリティなビックバンドサウンドを是非ご自宅でお楽しみください(^^)

そして、ギター川瀬眞司さんへの追悼の意を込めて・・・


ご購入ご希望の方はmizuyo.vln@gmail.comまでご連絡をお待ちしております。

 

Kyoto Composers Jazz Orchestra Official Web Site↓↓

http://kyotocomposersjo.wixsite.com/official-web


よろしくお願いいたします☆

今週末も台風!?週末開催イベントについて。

台風の影響より、明日のハーベストの丘でのイベントは天候悪化が懸念されるため中止となりました(T_T)
しかし場所を5th streetに代えてハーベストミニフェスが開催されます。
夜19:00からのInstead of netアフターライブは予定通り開催です。

宜しくお願いいたします。

2週連続で週末を狙ってくるとは...
外出の際はお気をつけくださいませ。

 

●[昼]ハーベスト・ミニフェスin 5th Street
日時 10月28日(土)14:00-16:30
場所 5th Street3Fライカホール
出演 第29回ハーベストの丘BGフェス出演予定全バンド
費用 ドリンク2杯!!


●[夜]Instead of Net DAWGライブ
日時 10月28日(土) 19:00~
場所 5th Street3Fライカホール
出演 Instead of Net
料金 3,000円


●Instead of Net ライブ
日時 10月29日(日) 15:00~
場所:阪急/神崎川 アビリーン
料金:3,000円(ドリンク別)

台風接近に伴うMINAMI JAZZ FESTIVAL2017 開催について

大型で非常に強い台風21号の接近に伴い、開催場所の変更や、残念ながら中止となった会場がありますのでご案内いたします。

外出の際、会場移動の際はくれぐれもお気をつけください!!

 

現在決まっている情報はコチラ↓

◆川面ステージ→道頓堀ZAZA HOUSE にて開催。
大阪市中央区道頓堀1-7-21中座くいだおれビル地下一階(入口のくいだおれ太郎が目印)

◆スイスホテル→予定通りスイスホテルロビーにて開催

◆戎橋ステージ→中止

◆港町ステージ→中止

◆ジャズボート→中止


当日の状況によりさらに変更がある場合もございますが、ご了承くださいませ。
最新情報は公式HPをご確認ください。
https://www.minamijazzfes.com/


①場所: スイスホテル南海大阪(6Fロビー)
時間: 13:00〜13:30
料金: 観覧無料
出演: Osaka Hot Jazz Quartette


②場所: 道頓堀ZAZA HOUSE
時間: 18:45〜19:20
料金: 観覧無料
出演: Café Manouche avec 川又瑞代


③場所:道頓堀ZAZA HOUSE

 時間: 19:30〜20:05

料金: 観覧無料
 出演: ムーンライトスウィングオーケストラ
   (ゲスト出演 / 山本佳史、川又瑞代)

『永遠のジャンゴ』の時代〜Georges Effrosseというバイオリニストのお話〜

昨日、映画『永遠のジャンゴ』の試写会感想(昨日の記事はコチラ)を書きましたが、それに少し関連してもう一つお話でも。

 

ナチス・ドイツ軍はジプシーの持つ不思議な能力を不吉として、ジプシー撲滅に力を注いでいました。

 

ヨハネス・ベーレント博士は1939年に発表した論文「ジプシーの真実」で、ナチスの主張を「彼らは犯罪者であり、反社会的であり、彼らを教育することは不可能だ。全てのジプシーは遺伝的に病気なのだ。ただ一つの解決方法は彼らの排除をすることだ。人種の特質上の欠陥が、一般大衆に悪影響を与えないように、完全に排除することを目標にすべきだ」とナチスの主張を代弁している。

《--ジャンゴ・ラインハルトの伝説(マイケル・ドリーニー著)---より》

 

いわゆる、小学校で勉強したアウシュヴィッツ強制収容所のこと。

ジャンゴもジプシーなので目をつけられていた身でした。

同じミュージシャンで音楽的な才能がどんなにあっても、悲しい運命を辿った仲間もジャンゴの周辺で沢山いたということを忘れてはいけません。

ジャンゴが運良くが助かったということではなく、ファミリーや友人との悲しい別れや無念を背負って生きるジャンゴは、相当なものだったのではないかと想像します。

 

今日はそんな無念の死を遂げたミュージシャンの一人、Georges Effrosse(ジョルジュ・エフロス)というバイオリニストをご紹介。

あまり知られていないのが残念ですが、ユダヤ人であったエフロスは、クラシックを始めスウィングのバイオリンまでも弾きこなすバイオリニストで、1942年からはギターのSarane Ferretに誘われ”Sarane Ferret et Le Swing Quintette de Paris"のメンバーとして活躍していました。

1944年に彼はユダヤ人として狩り集められ、パリ郊外のドランシー収容所に送られました。されにここから貨物列車に詰め込まれてドラの収容所に移送され、ガス室で命を落とした悲しい運命を辿ったミュージシャンの一人です。

1942年からのサラン・フェレとの活動の音源が何個かレコードとして残っていますが、この時代らしいスウィング感があります。

バンド結成後2年というのは、音楽的にも盛り上がっている時期だったのではないでしょうか。

これからという時に亡くなってしまった悔しさは計り知れないものです。

 

戦争をしないジプシーにとって、戦争自体が他人の問題であったのに、このような悲劇に巻き込まれてしまった現実があったことを忘れてはいけないし、今後このようなことが起こるような世の中にはならないことを祈るばかりです。

 


Etienne "Sarane" Ferret - Hungaria - Paris, 27 January 1942

 

『永遠のジャンゴ』試写会に行ってきました。

f:id:swing-mizuyo:20171021005715j:image

 

昨日、11月25日より全国順次公開が始まる『永遠のジャンゴ』の映画試写会に行ってきました。

このブログや私のライブなどではよく登場するキーワードである、伝説の天才ギタリスト”ジャンゴ・ラインハルト”の1943年頃の第二次世界大戦中のパリがナチス軍に占領されていた時代に焦点を絞った作品です。

ネタバレはしないように注意しながら、映画の感想など書いてみたいと思います。

 

ストーリー

1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。

ジプシー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトは、パリでもっとも華やかなミュージックホール、フォリー・ベルジェールに出演し、毎晩のように満員の観客を沸かせていた。まさに音楽界の頂点を極めるジャンゴだったが、一方で、ナチスによるジプシーへの迫害は酷くなり、パリをはじめ各地でジプシー狩りがおきていた。多くの同胞が虐殺され、家族や自身にも危険が迫り、絶望を打ちのめされるジャンゴだったが、そんな中、彼にナチス官僚が集う晩餐会での演奏が命じられる…。

---映画『永遠のジャンゴ』公式サイトより--- 

 

感想

今日に至り愛され続け語り継がれる伝説のジプシーギタリスト ジャンゴ・ラインハルトが奏でる音楽がなぜ美しく、哀愁を感じるのか、その音色や音楽の裏に秘められた背景を知る事ができる映画でした。

ジャンゴを知っている人にも、知らない人にも、こういう時代を生き抜いて、今でも愛されそして発展を続ける音楽があることの素晴らしさに気づくことができる作品ではないかと思います。

 

ネタばらしはしませんが、内容的には色んなことを考えさせられる映画です。

ジャンゴの人生の一部(中間点)に焦点を当てた作品ですので、ハッピーエンドとかそういうことではありませんが、見終わった時にこの映画を観た自分自身がジャンゴの音楽に救われている実感を味わうことが出来るような気がします。

これは個人的感想ですが、今の私たちが生きている現代に起こっている問題に少し重ね合わせて考えてしまいました。

  

ナチス占領下では、ジャズの原始的なリズムである跳ねるリズム(スウィング)やブルースなどはドイツの文化の偉大さを脅かす音楽とみなされ、徹底的に排除しようとされた時代。しかし、パリでは空前のスウィングジャズの黄金期を迎えていて、兵士も一般市民もジャズを聴きたいとキャバレーに集い、その熱は増す一方でした。

音楽のモダニズム近代主義)が持つ大衆への影響力の大きさを知っていた当時のドイツ軍宣伝大臣は、無理に排除をするのではなく、それらを逆手に使おうとしていました。

不安を抱える時代に、人は音楽に心の拠り所を求めて、そして音楽を聴けば敵も味方も、地位も関係なく音に合わせて体が揺れてしまうもので、その行為は誰にも止めることができない衝動なんだなぁ、と感じました。

 

そして、この映画でもう一つ注目すべき点は、映画音楽です!

演奏を担当するのはジャンゴの再来と呼ばれている現代のジプシージャズ界のスターである"ローゼンバーグ・トリオ”が中心となった超豪華メンバー!!

参加メンバーは

Stochelo Rosenberg(solo guitar)

Nous'che Rosenberg(rhythm guitar)

Nonnie Rosenberg(bass)

Costel Nitescu(violin)

Yoann Serra(drum)

Claude Tissendier(clarinette)

Hono winterstein(guitar)

Timbo Mehrstein(violin)

・・・などなど、スクリーンの描写と共に音楽面でも飽きさせません!!

 

映画サウンドトラックはすでに日本でも発売されていますので、映画公開までにあと一ヶ月程あるので、観る前にイメージを膨らませておくのも良いかと思います!

私は家に帰ってこのサントラCDを聞きなおしましたが、映画を観る前と見たあとでは、またサントラのイメージが変わりますよ♪

 

一人で見に行くのももちろん良いですが、個人的には2人以上で見に行くことをおすすめします。

そして、映画館に出かける際はハンカチをお忘れなく!!

 

 

2017年11月25日より全国にて順次公開の『永遠のジャンゴ』

是非、たくさんの人に見てもらいたい映画です!!

 

お住まいの地域のシアター情報や映画の詳しいキャストなどはこちらの公式にてご確認ください↓↓

www.eien-django.com

10月中旬〜11月中旬ライブスケジュール

f:id:swing-mizuyo:20171019110425j:image

 

ひんやり冷え込む今日この頃。

先日は能登へ行ってきました。

地元の方々と交流が出来、そして美味しい空気と食べ物を沢山食べて幸せをチャージしてきました♪能登は人の暖かさを感じ優しくなれる、とても素敵な場所でした!

 

さて、この秋は様々なイベントが盛りだ沢山です!

音楽の秋、好きな音楽を見つける機会となっていただけたら嬉しいです♪

 

各イベントのお問い合わせ・ご予約などはmizuyo.vln@gmail.comまでお願いいたします。

 

■10月22日(日)

《MINAMI JAZZ FESTIVAL》

①場所: スイスホテル南海大阪(6Fロビー)

    時間: 13:00〜13:30

    料金: 観覧無料

    出演: Osaka Hot Jazz Quartette

 

②場所: 川面舞台(とんぼりリバーウォーク太左衛門〜相合橋)

    時間: 18:45〜19:20

    料金: 観覧無料

    出演: Café Manouche avec 川又瑞代

 

③場所:川面舞台(とんぼりリバーウォーク太左衛門〜相合橋)

 時間: 19:30〜20:05

    料金: 観覧無料

 出演: ムーンライトスウィングオーケストラ(ゲスト出演 / 山本佳史、川又瑞代)

 

 その他スケジュールや出演バンドはこちらの公式HPでご確認ください!

 

f:id:swing-mizuyo:20171013113031j:plain

 

 

■10月28日(土)

【昼】《第29回ハーベストの丘フェス》

場所:堺市 ハーベストの丘 野外ステージ

時間:11:00〜14:30 ※荒天中止

料金:大人900円 / 子供500円

 

出演バンド:

グラスホッパーズ(和歌山)

Instead of Net(関東一円)←出演

GreenMountain Tops(大阪)

Salty Friends(関西一円)

ラッシー(京都)

By the way(京都 大谷大学)

 

f:id:swing-mizuyo:20171019104819j:plain

 

【夜】《Instead of Net アフターライブ》

場所:四ツ橋 5 th Street Like-aホール(旧フィドル倶楽部)

時間:開場18:00 / 開演 19:00〜

料金:3,000円(ドリンク別)

 

網代直隆(Guitar)

竹内信次(Mandrin)

小島慎司(Dobro/Mandrin)

安威俊輔(Bass)

川又瑞代(Violin)

 

f:id:swing-mizuyo:20170915143203j:plain

 

 

■10月29日(日)

《Instead of Net ライブ》

場所:阪急/神崎川 アビリーン

時間:開演15:00〜

料金:3,000円(ドリンク別)

 

網代直隆(Guitar)

竹内信次(Mandrin)

安威俊輔(Bass)

川又瑞代(Violin)

 

f:id:swing-mizuyo:20171019104918j:plain

 

 

■11月4日(土)

場所:高島屋なんば店 演奏

時間:17:30〜(予定)

出演:山本佳史トリオ avec 川又瑞代

 

 

■11月5日(日)

《GLION FESTIVAL ~ Brown Store~》

場所:大阪港『GLION MUSEUM

   大阪市港区海岸通2-6-39(大阪・赤レンガ倉庫内)

   06-6573-3006

時間:Open 11:30 / Start 12:00

料金:前売3,500円 / 当日4,500円 ( オールスタンディング / All Standing )

          ※上記チケットでミュージアム内もご覧いただけます。

 

☆チケットはこちらで↓

https://store.shopping.yahoo.co.jp/gennett/20161123.html

 

☆イベント詳細(出演バンド・出店など)はこちらのHPにて♪

http://takman.net/glionfes/

 

私も参加させていただいたTakman Rhythm 2ndアルバムの発売日でもあります!!
このCD、かなりごきげんな作品に仕上がっているようです!CDもお楽しみに☆

赤レンガ倉庫、そしてクラシックカーが並ぶ空間のGLION MUSEUM が音楽に染まる一日!
最高なロケーションの中、ハッピーすぎる音楽が溢れだす一日!!
是非沢山の方に日常を忘れて楽しんでいただきたいイベントです!!

f:id:swing-mizuyo:20171019105357j:plain

f:id:swing-mizuyo:20171019105401j:plain

 

 

■11月10日(金)

Maple Friday Jazz Concert vol.13》

場所:箕面 メイプルホール小ホール

時間:開演19:00〜

料金:前売り1,500円(会員1,300円)

   当日 1,800円(会員1,600円)

チケット時発売所:箕面市立メイプルホール(072-721-2123)

出演:石田ヒロキ(piano,vo)

   河合鉄兵(bass)

   伊波大輔(drums)

   川又瑞代(violin)

 

f:id:swing-mizuyo:20171019105504j:plain

 

 

■11月11日(土),12日(日)

《Instead Of Net 秋田ツアー》

 

●11月11日(土)

場所:秋田 サン・パティオ大町musicBar Porto

時間:1部 19:00〜 / 2部 21:00〜

料金:2,000円

 

 

●11月12日(日)

場所:秋田駅 ALVE 多目的広場

時間:13:00〜(予定)

詳細後日

 

出演:Instead of net

網代直隆(Guitar)

竹内信次(Mandrin)

小島慎司(Dobro/Mandrin)

南大助(Bass)

川又瑞代(Violin)