2018年も残り半日

個人的には年末感を感じていないのですが、今朝、珈琲のドリップフィルターがちょうど残り一枚だったのを使い切り、ようやく年末感をしみじみ感じ始めた12月31日。

 

あと数時間すると、街にはゴォ〜〜ゥォ〜ゥォ〜ンと除夜の鐘の音が鳴り響きますね。

 

日本の鐘の音は「ゴ〜〜〜〜ン」

西洋の鐘の音は「カーーーーン」

 

晦日の夜、この違いは何だろうと考える人もいるのではないでしょうか。(職業病!?)

 

そういえば初詣に行くと、お坊さんが護摩祈願で唸るような低いダミ声(濁った声)でお経をあげている。

また、日本の民謡や和楽器の音は西洋の楽器と比べ「パーーーン」とか「カーーーン」のようにカラッとしている音というより、「ベンッ」「ドンッ」「シャン」などウェットというか濁音が多い少し濁りのある音のものが多いような気がする。

 

日本の音に濁った音が多いのは、何か文化的または風土的な意味があるのでは!?

 

・・・ということでゆっくり考えてみたいけど、今日1日が終わってしまいそうなのでひとまず一時中断。笑

 

私の尽きることのない音への興味旅は来年も続きます・・・

 

近年、盆踊りという夏の風物詩も近所迷惑という理由で「エア盆踊り」という奇妙な事態が起きていますが、このままいくといつか、除夜の鐘も聴きたい人だけがイヤホンで聞く「エア除夜の鐘」という現象が起こってしまうのではないかと懸念しています。

 

とにかく現代人は耳がお疲れ気味です。

音を聴く喜びは、もしかしたら音を聴かないから始まるものなのかもしれませんね。

 

新年は身の周りから不必要な音を遮断するいう意識をしながら、日本の美しい音に再注目して耳を傾けてみたいと思います。

 

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さて、2018年は災害も多い一年でした。

個人的には転居もあり少しバタバタな一年となりましたが、充実した一年を過ごすことができました。

2018年は沢山の思い出があるけど、フランスでのジャンゴフェスティバルのステージで海外のミュージシャンと一緒に演奏出来たことが特に印象深い思い出です。

 

そして、このブログを読んでくださった皆様、今年一年ありがとうございました!

好きな音楽を楽しく演奏出来たのも、沢山の人に支えていただいたおかげです。

 

良いお年をお迎えください。

 

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おまけ:ジャンゴフェスティバルでの模様


Scène des Luthiers DJANGO 2018