東京ストラディヴァリウスフェスティバル2018 ストラディヴァリウス300年目のキセキ展!
とにかく物凄い見応えでした!
ミニコンサートでは新倉瞳さんが奏でるストラディヴァリウスのチェロBonamy Dobree-Suggiaの音色を聴くことができました。
弓を弦に乗せた瞬間にストラディヴァリウスの物語が語り始まるというのはまさにこのこと!?
とても繊細なのに生き生きとした音色で、音が消えかかる曲の最後の余韻まで遠く離れた場所にいた私の耳に聴こえてきました!
凄く好きな香りを嗅いだときの余韻に浸る感覚に似たような...そんな音色でした。
昔の文化や伝統を生で見て知ること、そして今の文化だから知れること、考えることが絶妙なバランスで構成された展覧会でした。
写真撮影もOKでしたが、どんなに良いレンズを使ったり、どんなに高価なマイクを使っても、やはりカメラは人間の目にはなれないし、レコーダーは人間の耳にはなれないんだなぁと感じるのでした。
難しい事は分からないけど「物は語る」って本当だなぁと感じたと同時に、バイオリンに対する計り知れない愛と情熱がないと、こんな展覧会を実現できないなぁ~と今日のひとときを思い返しながら余韻が続く帰り道。
満員電車の不快感もどこかへ~。
私も自分のバイオリンとじっくり語り合ってみようと思う1日でした。